醤油を味わい10周年。いまこそ食べて欲しい醤油20選
無事に完成しました! というわけで、C100でサークル「醤油をこぼすと染みになる」は、新刊『醤油手帖10周年記念 いま味わいたい醤油20選』を頒布します。
サークル活動を始めた10年前に比べると、今は本当にさまざまな醤油が登場しているし、入手しやすくなっていると思います。たとえば、九州の甘い醤油を関東で手に入れようとしたら、ちょっとお店を選ばなければなりませんでした。何回か、九州出身の方から相談をされたこともあります。それが今やスーパーマーケットでも普通に見かけるようになっています。
これは本当に喜ばしいことですし、実際、めちゃめちゃ助かっています。
でも、そこまで醤油を味わい続けていない人だと、逆に選択肢が多すぎて何を食べればいいかわからなくなっちゃうんじゃないでしょうか。
じゃあ、そこで醤油を紹介……しようと思うものの、一人一人の味の好みは異なります。醤油においてはさらに「育った味が一番おいしい」というジャンルでもあります。幼少期から食べていた味が、なんだかんだいっても一番なのですね。そういったことを踏まえて、この地方の人はこれがおすすめ……とやっていくと、いくらページがあっても足りません。
だったら、醤油を味わい続けて10年以上の僕が、令和四年のいま、何度もリピートしていたり、ハマっている醤油および醤油加工品を紹介しよう! いわば、醤油沼に浸かって10年以上の人の、テイスティングノートを公開しちゃおう! それが、いま食べてもらいたい醤油!
というのが本書のコンセプトなのです。
実際にサンプルページを見てみましょう!
はい、フルカラーです!
やってみたかったんですよね。フルカラー。10周年記念本ということで、やってしまいました!
いや、いつもの新書スタイルも好きなんですが、カラーでやりたかったというのと、同じ事を繰り返すなと岡本太郎もそう言っているので、新しいスタイルにしてみました。
基本的には1ページに醤油1本の紹介です。文章量が少ない!
そして、割と実用的なラインでいろいろな種類の醤油を集めています。
これは燻製醤油ですね。
しかも、燻製だし醤油という、ちょっと珍しいもの。いやーでも、使い勝手がいいんですよこれ。
それ以外にも、めんつゆだとか、フリーズドライ醤油だとか、だし醤油、さらにはポン酢まで、いわゆる「醤油加工品」も力を入れて紹介しております。実際、便利ですし、いま味わってもらいたいというコンセプトから言っても、こんなにもバラエティに富んでいるんだということを見てもらいたかったのです。
最終的にはちょっとだけ入手難度が高いものも入ってしまいました。そこはそれ、なんとか頑張って手に入れてもらえれば……どこで買えばいいかの相談はTwitterなどで聞いてくれたらお答えできると思います。
今回の本を作るにあたって、どのような項目を載せるのかは結構悩みました。最終的には皆さまが必要とする情報は、「どこで買えるのか」と「何につけたらいいのか」ということだと考えたのです。
そこで
ということを載せるようにしました。あと、あるものは公式ページですね。QRコードを導入してみました。
もちろん、どんな味わいなのか、この醤油がどういうシチュエーションで使ったらいいか、そういったことも本文やTasting Memo欄に記載しております。
というわけで、こんな感じにいつもよりページ数が少なく、そして文章量は少ないながらも情報量がもりだくさんの醤油20選なこの本。
8/13(土) 東地区”シ”ブロック-52b 醤油をこぼすと染みになる
にて、『醤油手帖10周年記念 いま味わいたい醤油20選』A5版28Pフルカラーを、頒布価格700円で頒布いたします。
よろしくお願いいたします。
通販は今回はおそらくメロンブックスさんにお願いするつもりです。これから申請します。
なお、前回のC99で話題になった『だしの知識』や『醤油さいころ』も再版しましたので、持っていく予定です。こちらも通販に回せるといいな……(さいころどうすればいいんでしょう)