たまごには醤油がよく似合う
サークル「醤油をこぼすと染みになる」は8月13日(日)のコミックマーケット3日目東2ホールA-51aにて新刊『醤油手帖 たまごかけご飯醤油百科』を頒布いたします。
一番最初に出した『醤油手帖 Vol.1 たまごかけご飯専用醤油編』がC81、2011年の冬のことでした。そこから6年近くが経った今、もう一度たまごかけご飯と醤油の関係を見つめ直そうと思ったのです。
今回の本は、新しい醤油がたくさん載っている新刊でありながら、総集編でもあり、集大成でもあります。
ちょっと目次を見てみましょう。
第一章と第二章は、過去に出した『醤油手帖 Vol.1 たまごかけご飯専用醤油編』と『醤油手帖 Vol.3 たまごかけご飯専用醤油編其の弐』をセルフオマージュしております。
ちょっと本文のサンプルを見てみましょう。
こちらは一度Vol.3に収録した醤油ですが、やはり世界最初のたまごかけご飯専用醤油を外すわけにはいきません。
事実の部分のネタはかぶる(というか、事実なので変えようがない)のですが、全面的に書き直して再構成しています。なので、セルフオマージュなのですね。
そもそもどうしてこういう構成になったのかといいますと。
イベントなどで、ありがたいことに「1巻から欲しい」「総集編は作らないんですか」という声をよく聞きます。でも、2011年に作った本なので、すでに情報が古くなっている部分があります。具体的には、終売になってしまった醤油も結構あるのです。
さらには本を作った後に勉強をしてもっとわかりやすい表現ができるようになっていたりするので、そのまま総集編を作ることには抵抗がありました。あと、あれです。うちの本ってば、60ページを越えているので、たとえば4冊分の総集編にするだけで250ページ近くなっちゃうという。
あと、そのまま再録をするのはちょっと嫌だったのでした。
そこで考えたのが、新刊にして総集編にして、集大成である本書の構成なのです。
第一章と第二章で、それぞれVol.1とVol.3からある程度の醤油を収録。新作も多数収録。文章は全て書き直しています。実は判型が変わったので、そもそも1記事あたりの文字数が大幅に増えているので、そのまま収録したのではすかすかになってしまうのですね。
さらには、たまごかけご飯と醤油の関係について深く深く考えていくと、専用醤油だけが魅力ではないということにも気づきます。世の中には甘い醤油が苦手な人も結構いるのです。
というわけで、五大醤油やダシ醤油、変わり種の醤油にいたるまで、たまごかけご飯と醤油の相性を徹底的に考え抜きました。
あらゆるジャンルを網羅しているからこその『百科』であると自負しております。
この本は、今後多くの人の人生に訪れるであろう「あれ、たまごかけご飯をこの醤油で味わっていいのかな」と思う瞬間に、さっと取り出せるよう手帖サイズとなっています。いわゆる新書サイズですね。
ページ数は196ページ。ギリギリ200ページを越えませんでしたよ! がんばりました!
初版はカバーつきです。
いわゆる、本屋さんで売っている新書のようなつるつるとしたカバーがついております。さらにはそのカバー下には……?
電車の中で読んでいても違和感がありません。普通の新書を読んでいるような感じになるでしょう。もちろん、普通のブックカバーをつけて読むこともできます。
さらにはコミケのことを知らない人に、「お盆はどこいっていたの? コミックマーケットって言うんだ。それで何か本を買ったの? 見せて!」と言われたときに見せると「なんて勉強熱心。醤油と食文化とたまごかけご飯にこれほど興味を持っているなんて。素敵!」となること請け合いです。
たまごかけご飯をとことん追求したい人。
たまごかけご飯と醤油の関係性を深掘りしたい人。
知識欲旺盛な人。
醤油に興味がある人。
お盆に読む本がなくて困っちゃうという人。
そんな皆様全てにオススメいたします。
暑くて食欲がないときでもさらっと食べられて、しかも栄養満点なたまごかけご飯。この夏は、本書とたまごかけご飯と醤油で乗り切ってみてはいかがでしょうか。
『醤油手帖 たまごかけご飯醤油百科』は頒布価格1000円。
C92 13日(日)東2ホール A-51a「醤油をこぼすと染みになる」
にて頒布いたします。
会場に来るまでにサンプルを読みたいという方は、以下のリンクからどうぞ。
よろしくお願いいたします。