醤油手帖

お醤油について書いていきます。 料理漫画に関してはhttp://mumu.hatenablog.comへ。お仕事の依頼とかはkei.sugimuraあっとgmail.comまでお願いします

C90で『醤油手帖 職人醤油のすべて』が出ます!

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サークル「醤油をこぼすと染みになる」は、コミックマーケット90で3日目(14日)東5ホール「プ」-54aにて新刊『醤油手帖 職人醤油のすべて』を頒布します! 大きなトラブルがなければ!

醤油は料理の味付けの基本となる調味料です。引っ越したり、旅行をしたりして、料理の味わいが思っていたものと微妙に違うなんてこと、経験ありませんでしょうか。それはもしかしたら、料理に使われている醤油の味が、いつもと異なっているからかもしれません。そう、人は誰しも、自分の中にマイ醤油を持っているのです。

今回紹介する職人醤油さんは、醤油の醸造元ではありません。醤油を販売する醤油屋さんです。誰かの心の中のマイ醤油になりうる、地元との人達に長年愛され続けている、職人さん達が丹精込めて造り上げる醤油。そんな職人技の粋のような醤油を扱っている、素敵な醤油屋さんなのです。

職人醤油 - こだわる人の醤油専門サイト

東急ハンズやロフト、百貨店や雑貨屋で、小さい瓶に入った醤油が売られているのを見たことがないでしょうか。あれは全て、職人醤油さんが手がけている醤油なのです。

今回の本では、そんな職人醤油さんが手がけている42蔵76本を余すことなく紹介しています。

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はい、見えますでしょうか。

200ページという文字が。

なんか、分厚くなっちゃいました。厚さも1cmぐらいあります。

しっかり読んでいただけるよう、今回も手帖サイズ(新書サイズ)にしています。電車の中で読んでいても同人誌を読んでいるとはとてもじゃないけど、見破れません。「あの人新書を読んでいるな。読書家なんだな」としか思われないことでしょう。

今回の本では、各醤油ごとというよりも、蔵元ごとに紹介する構成にしてみました。この蔵元が、こういう醤油を造っているよというものです。

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サンプルをまだ見ていないというか、現在印刷所の皆様が大絶賛作業中だと思いますので、どんな感じかは確認できていないのですが、いつものようにやりたいことを全てこめましたので、かなりいい本に仕上がっているのではないかと思います。カバーなしでもかっこいいですよ!

でも、全てを込めすぎてしまったために、頒布価格はお高くなってしまいました。前作キッコーマンのすべてでもギリギリだったんですが、とうとう原価が爆発いたしました……まさか今までと同じ価格で頒布すると、売れば売るだけ赤字になるとは。

それはさておき。

重要なことといたしましては、今回の本から読み始めた人でも楽しめるようになっています。醤油の造りや、醤油にまつわるあれこれなど、いくつかの記事に散りばめてありますので、通して読むだけで醤油知識も増します。スーパーなどで醤油を見る目もきっと変わるでしょう。

もっと知りたいという人は、醤油手帖 基礎知識編を合わせてお読みください。電子書籍版が絶賛発売中ですが、今回のC90でも何冊か持って行きます。

醤油手帖 基礎知識編

醤油手帖 基礎知識編

 

 

地元ならではの味わいを支えている、職人さんが手がける醤油。誰かの心にあるマイ醤油。なんだかんだ言っても、慣れ親しんだ味が一番。それはもうよくわかります。

でも、よくよく考えてみてください。誰かが、引っ越したときにわざわざ取り寄せたり、これじゃなきゃダメなんだというぐらい、人を虜にするおいしい醤油。それが、日本中にはたくさんあるのです。

考え方をちょっと変えてみましょう。そこまで人を夢中にさせるおいしいものを、味わってみないのはとてももったいないと思いませんか。

職人醤油さんの醤油は、そんな、地元の人達の味の原点のような醤油だらけです。いくつか味わっていくうちに、きっと自分にとっても「これだ!」と思う醤油に出会えるでしょう。でも、数が多いので、どれがどういう味わいなのか、どういう料理に合うのか、把握するのはとても大変です。本書は、その一助になるように書きました。

醤油について知りたい人。醤油が大好きな人。東急ハンズや百貨店で見かける、あのたくさんの醤油は何? と知りたい人。職人さんが手がける昔ながらの醤油とはどういうものか知りたい人。そして、職人さんが造り上げるものが好きな人。そんな人に、是非読んで欲しいと思います。一緒に、誰かにとって大切な、自分にとってもすばらしい味を探す旅に出てみませんか。

『醤油手帖 職人醤油のすべて』は新書サイズ208Pで頒布価格1000円

C90 14日(日) 東5ホール「プ」-54a 醤油をこぼすと染みになる

で頒布いたします。よろしくお願いいたします。

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