夏のコミックマーケットで大好評だった醤油手ぬぐい。一回増刷したのですが、これもほとんど手元になくなってしまいました。皆様ありがとうございます。
今回のコミックマーケット83でももう一度手ぬぐいを用意しようと思ったのですが、ただ同じ物を作るのでは芸が無いなあと。というわけで、ほんのちょっとだけバージョンアップしてみました。
どこがどうバージョンアップしたのか。それは、布がほんのちょっとだけパワーアップしたのです!
どういうことか説明しましょう。注染で使われる布には、大きく分けて「岡生地」と「文生地」 とがあります。どちらがどういいかというのは非常に難しいのですが、簡単に特長をまとめますと
岡生地:目が細かいので、浴衣に近い手触り。細かい表現もできる
文生地:目が少し粗いので、通気性がいい。細かい表現は少し苦手
となっています。
この辺の差は本当に些細なので、まああまり気にしなくてもいいんですが、そういう種類があるのですね。醤油手ぬぐいはこの「岡生地」を使っています。
実はこの岡生地には2種類ありまして、通常の「岡生地」と、ちょっとだけ質のいい(?)「特岡生地」とがあるのです。何がどう違うかというと、岡生地が35cm幅なのに対して、特岡生地が36cm幅なのですね。幅が1cm大きいわけです。
そこで今回は思い切って「特岡生地」で増刷をしてみることにしたというわけです。届いたばかりだし、手元の醤油手ぬぐい(初代)は何度も使っているので肌触りを比較して一概にはどうとは言えないのでこれからなのですが、とりあえず現状で考えられる最高峰の生地なのは間違いないんじゃないかと。
というわけで、コミックマーケット83にはこちらの特岡な醤油手ぬぐい其の弐(仮)を持っていく予定です。頒布価格は前の醤油手ぬぐいと変えません。
前回手に入れ損ねた方は是非とも、すでに持っている人は特岡生地と岡生地の触り心地を比べる目的で、一枚いかがでしょうか?