C96で『いけず石観察手帖2』という本を頒布いたします!
2があるということは1がある。1はこちらです。
どんな本なのか。
京都の細い路地には「いけず石」と呼ばれる石があったりします。本当に、路地の角にいきなり大きな石が現れるんですよ。
「石、いいよね」「いい……」
— むむ@醤油手帖3日目あ23b (@mu_mu_) August 6, 2019
みたいな感じでいけず石を見てあれこれ言う本です。
#C96 #いけず石 #いけず石観察手帖 pic.twitter.com/ApZlLZPu0d
なぜ石があるのか。細い路地だと内輪差によって、車が曲がるときに塀とか家にこすってしまったりすることがあります。現在は隅切りを作って見通しも確保しつつ曲がる余地を用意しなければならないのですが、その法律が決まる前の古い町並は角地ギリギリまで塀や家があるのですね。
運転手目線だと「しまった、ぶつけちゃった。車の修理にいくらかかるかなあ。塀の方はまあ軽微な傷だし大丈夫だよね……?」となるかもしれません。でも、家側の方はたまったものではありません。修理をしても、また違う人がぶつけてくるかもしれない。
そこで、「石」を置くのです。そしたら車は石にぶつかりますし、石なら家にダメージはありません。ダメージが大きかったら交換してしまえばいい。運転手側も、敷地内にある石にぶつかるわけですから文句を言いにくい。そういうことを狙っているのが「いけず石」なのです。まあ、あれです。ぶつかったときに「ホラ見ぃ」となるので、いけずな石なのです。
という、前書きです。
で、まあ、この石に数年前からハマっているのですね。石を見つけては写真をパシャリ。散歩しているときなので、基本的にはスマートなフォーンで撮ってます。そこにとんちきな文章を加えたものがこの本になるのです。
こういう写真と文章がいっぱいです!
いろいろと個性があるんですよ。石なんですけれども。本当に。
こんな、京都ならではの三角コーンとコラボした石も収録!
表紙のイラストはアザミユウコさんです。白熱日本酒教室漫画版好評発売中! 今なら1巻の電子書籍版がお安くなっておりますよ!
ちなみにこの表紙に登場する、不穏なカラーリングの石も出てきます。
少しでも魅力が伝わればいいなと思って本を作ったところ、局所的に大好評でした。本当に? という感じなのですが、調子にのって第二弾を作ってしまいました。いいのかな……
もちろんこの本から読み始めても大丈夫です。1巻も若干持っていきます。
A5/フルカラー24P/500円
C96 3日目西2ホール あ-23b『醤油をこぼすと染みになる』
で頒布しますですよ。よろしくお願いします!