1月16日から、つまり明日からツイ4で連載が開始される漫画版の『白熱日本酒教室』。
【新連載告知】アザミユウコ(@azami)さん、杉村啓(@mu_mu_)さんによる30話短期集中連載『白熱日本酒教室』が来週1月16日(火)からスタート! 毎日18:30の更新です。本連載化に向けて、〈RT&いいね〉で応援よろしくお願いします! #ツイ4 pic.twitter.com/ai98hWh1Iz
— ツイ4 (@twi_yon) 2018年1月12日
今回は、そもそもどういうきっかけでこの本が誕生したのかを少し思い出してみようと思います。
そもそもの始まりは、アザミユウコさんが作った『酩酊女子 〜日本酒酩酊ガールズ〜』という本でした。
この本は、お酒に酔った女の子ってかわいいよね。というところから、お酒とそのお酒を飲んでちょっと頬が紅潮している女の子のイラストと、そのショートストーリーで構成されているというもの。
この本に参画したのですが、そこでお酒の解説を入れたいという話になったのです。というのも、女の子とお酒のお話が中心になりますので、ストーリー中に急に「そもそも日本酒とは、〜〜〜で……」みたいなことを載せるわけにはいきません。じゃあ、別ページにしようではないかと。
そこで原作を作り、アザミさんに漫画にしてもらい、補足コラムを書くというページを用意しました。なぜ「むむ先生」が女の子かというと、初期に酩酊女子という女の子のイラストが中心の本に載ったのがきっかけということもあるのかもしれません。
ところが、もろもろの大人の事情で、お酒解説コラムページはそんなに用意できないことになりまして。
当初の予定よりも大幅に少ないページ数での収録となりました。
じゃあもう、同人誌で副読本を作っちゃおう! となったのです。
なので、当時のコミティアのサークルカットを貼りますが、こんな文言がありました。
今度こそありますとあるのは、あれです。
何回か間に合わなくて準備号を出したからです……
むむ先生と助手は、このときから何度も描かれていたのでした。
そうして何度かの延期の末にできあがったのが、こちらの同人誌です。
タイトルに注目してみてください。
『酩酊女子presents むむ先生の白熱日本酒教室』
となっています。これは、酩酊女子の副読本として企画したからだったのですね。
ちなみにタイトルですが、何度かいろんな媒体でもお話しをしたことがありますが、オマージュです。
この同人誌を作成するときに、副読本とはいえ、日本酒の教科書みたいなものを作りたかったんです。
そこで、教科書のような、参考書っぽい名前は何かないかなーとみんなで考え続けていたのでした。
たまたまそのとき、息抜きに録画をしていた(確か当時の年末に一挙放送をやっていたのを録画した)サンデル先生のハーバード白熱教室を一気に見まして。そうしたら「白熱日本酒教室」という言葉が思い浮かんだのです。
すると、あら不思議。もうみんなこの言葉が頭から離れません。
「日本酒白熱教室だと、ちょっとまんますぎるからやっぱり白熱日本酒教室がいいよね」
「白熱のところをやかんの湯気のようにしてロゴを作るとかわいいかも!」
「むしろ雲のようにするべきでは」
と、文字通りこの名前をどうデザインするかの方向に議論が白熱し、もうこの名前にするしかない、となったのです。なので、オマージュなのです。
後に新書になるときに名前を変えようと思ったのですが、いろいろあった結果、編集者の方達も
「なんかもう白熱日本酒教室以外考えられなくなってきた」
「白熱日本酒教室、いい名前だよね」
となり、今日の形となったのでした。