— さあ、あたらしい『日本酒』の話をしよう —
C86で頒布予定の「酩酊女子presents むむ先生の白熱日本酒教室」は日本酒の本です。
この本はもともとは「酩酊女子 〜日本酒酩酊ガールズ〜」の副読本として、中のコラムを拡張して日本酒のことを解説する本として作られました。
いま、日本酒がブームになってきています。
でも、思った以上に日本酒のことを知っている人は少ないのです。
いや、ちょっと語弊がありました。古い資料を参考にしている人があまりにも多いのです。
例えば一番多いのが「三増酒」の問題。確かに昔の日本酒には三増酒問題というものがありました。でもこれ、酒税法の改定によって2006年以降は造ることができなくなっているんです。でも、最近ちょっとずつ増えてきた日本酒メディアとかですら「三増酒があります」なんて書いちゃっていたりする。参考にしている資料が古いんですね。
あと、声を大にしていいたいのは、「最近の日本酒はどれもおいしい」ということ。
おいしいんですよ。それは例え有名な蔵のものでなくてもおいしいですし、いわゆる大手の出しているお酒もおいしいし、ちょっと変化球の日本酒もおいしいんです。どれもおいしい、素晴らしい時代なんですね。
でも、それを伝えてくれている本ってあまりないんじゃないかと思います。とにもかくにも、昔のことにとらわれすぎている感が強い。
じゃあもう、自分達で「今の日本酒」について、「飲み手目線」で書いた本を作っちゃおうじゃないかと。この本はそうして生まれました。
なので、いかにおいしく日本酒を味わっていくかということを重視しました。
いわゆるお酒の造り方とかは、最低限しか載せていません。
おいしい、自分好みの日本酒の探すのには最低限を知っておけばいいかな、と。それよりももっと、お店の人にどうやって好みを伝えたらいいかを知っておく方が、おいしい日本酒を味わえると思いませんか?
本文は、アザミさんのマンガと僕の解説を交互に挟んで進んでいきます。
内容的にもわかりやすいんじゃないかと自負しております。
これから日本酒を飲んでみよう、もっとおいしい日本酒を味わいたい、日本酒のことを知りたい。そんな日本酒初心者の方は、是非この本をお求めください。あ、個別のお酒の銘柄が知りたいという人は、是非大好評発売中の「酩酊女子 〜日本酒酩酊ガールズ!」をよろしくお願いします(直接マーケティング)
というわけで、全ての日本酒初心者の方に送る「酩酊女子presents むむ先生の白熱日本酒教室」はコミックマーケット86で頒布価格500円にて頒布いたします。よろしくお願いいたします。
【頒布場所】
8/17 東4ホール ミ-35a 酩酊女子制作委員会
8/17 東2ホール S-30b 醤油をこぼすと染みになる