醤油手帖

お醤油について書いていきます。 料理漫画に関してはhttp://mumu.hatenablog.comへ。お仕事の依頼とかはkei.sugimuraあっとgmail.comまでお願いします

C94「醤油をこぼすと染みになる」お品書き

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「醤油をこぼすと染みになる」はコミックマーケット94に参加します!

8/12(日)東5ホール「シ」-41aですよ!

地図で言うとだいたいこのあたりです。

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アンケートに「柱の陰が……」とか書き続けていたら、どうやら柱の陰から少し外していただけたようです。でも、しまった。今回はほら、あのいけず石の本があるから、柱のすぐそばでいけず柱と言いたかった……というのはさておいて。

今回のお品書きがようやく完成したのです。まずはこちら!!

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「醤油手帖 空気に触れない容器編」です。

そう、あのヤマサ醤油「鮮度の一滴」から始まった空気に触れない容器に入れられた醤油のブームについて、とことん語り尽くしてしまいます。目次のサンプルはこちら。

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そもそも空気に触れない容器って何のために必要なの? というところから始まり。空気に触れない容器の変遷とか、実際に使われている商品の紹介とか、醤油業界を超えて他の業界で使われている空気に触れない容器とかを紹介していきます。

実際、ほんとうにすごいんですよ。空気に触れない容器って。

登場してから9年。なんというか、ここまで醤油に対する意識が変わるとは思ってもみませんでした。調味料業界における今世紀最大の発明と言ってもいいんじゃないでしょうか。

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読みやすい新書サイズ!

電車の中で読んでいても、「あ、薄い本だ!」と言われない装丁です。いつでもどこでも読めますよ。じっくりゆっくり楽しんでいただけたらと。ちょっとお試し読みたいなーという人は以下から読んでみてください。

www.dropbox.com

新書サイズ146P頒布価格1,000円です!

お次はこちら!

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大いに物議を醸した(?)『いけず石観察手帖』です!

shouyutechou.hatenablog.com

「いけず石」とは、敷地の角とかに置いて、家とか塀とかを守る石です。細い路地の多い京都では結構よく見かけるものでして。自動車避けに置いてあると聞いて感動して、以後、写真を撮るのが趣味になっていたのでした。

某新聞社にインタビューされたときにも「最近はまっていることはなんですか?」と聞かれ、思わず

「そうですね……京都でしょうか」「ほう、それは観光的な?」「いや、『いけず石』というのにはまっていまして。街中で結構見かけるんですよ。これがよくよく見るとすごいドラマを秘めているといいますか、背景がなんとなく勝手に想像できるものが多くて楽しくて。それからよくよく見てみるとノーマルの石の他にも同じ役割の人工の石、つまり養殖ものも結構あるんです。お気に入りは三条通りにある行政が置いた看板みたいなので勝手に『スタイリッシュいけず石』と呼んでいるんですが」「は、はあ」(やってしまったという顔)

みたいなことがあったりしました。もちろん新聞に掲載されたインタビューにはそのことは一切載っていませんでした。

それはさておき!

そのいけず石愛をたっぷりと込めたのがこの本です。

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こんな感じです。

表紙は『白熱日本酒教室』でおなじみアザミユウコさん。

ゲストページはなんと、京都を舞台にした和菓子漫画を描かれている浅野りんさんと佐藤両々さんに描いていただきました!

一冊丸ごと京都が詰まった(?)いけず石本。

A5版フルカラー24P頒布価格500円です。

あと、グッズは木製バッジを作ってみたりしました。これはまあ、サンプルと言いますか、試験頒布と言いますか。実際どんなものなんだろう、今後ちょっと本格的にやっていくにしても、どんなのか様子見たい、というノリで少しだけ作ったのですが、思ったより良い感じでして。なので、好評だったら冬コミで本格的に展開したいと思います。

そしてそして。

少部数ではありますが、委託本があります。井上のきあさんのサークル「EUCARYA」の『DESIGN IN DESIGN』と『ZAKKURI IN DESIGN』です!

そう、あれですよ。あれ。

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shouyutechou.hatenablog.com

緑陽社様の『第七回 本フェチ大賞 作家賞』フェアなのです!

勝手にフェアっちゃいます。こちらはそれぞれ頒布価格1,500円です。

そして既刊も少々持っていきます。

こんな感じに盛りだくさんなC94の『醤油をこぼすと染みになる』。

8月12日(日)東5ホール「シ」-41a

にてお待ちしております!

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C94で『いけず石観察手帖』を出します

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1冊目が校了しましたよ! 告知ですよ!

というわけで、C94で『いけず石観察手帖』という本を出します!

『いけず石』とは何なのか、ちょっと説明が必要かもしれません。

細い狭い路地において、角ギリギリまで家が建っていたりする場合。自動車が曲がるときに内輪差によって家とか塀にぶつかることがあるのですね。そうしたら当然その家の人と自動車の人とでもめ事になったりするわけです。でも、それ、面倒ですし、家側が不利というか、何度も削られる可能性があるのは家側の方ですよね。

そこで京都の人は考えました。角に大きな石を置いてやろうと。そうしたら家とか塀にぶつかる前に石にぶつかる。石なら削れても大丈夫。自動車の人は文句を言おうにも、敷地内にある石にぶつかったのは100%自分が悪いのだから文句言いにくい。かくして、もめ事は発生する前に解決するのです。京都の人の奥ゆかしくも慎ましい雅な発想なのですね。よう知らんけど。

数年前から京都で暮らしていて、そういう石を見ては「これはすごい」「芸術性を感じる」「この石の配置はこういう理由に違い無い」と、写真を撮ったりしまくっていました。その成果を1冊にまとめたのが『いけず石観察手帖』です。

いま、Twitterとかで『#いけず石観察手帖』というハッシュタグで毎日いけず石写真を公開しています。

という、本が出るのでした!

A5フルカラー24Pで500円という超お得仕様。薄い本って作ってみたかったんです。ようやく作れた!

表紙は『白熱日本酒教室』でもおなじみ、アザミユウコさん!

さらに豪華ゲストとして、京都を舞台にした和菓子漫画を描いている『であいもん』の浅野りんさんと『わさんぼん』の佐藤両々さんに寄稿をお願いし、承諾していただきました。和菓子の本じゃないのに! 石なのに!

 『であいもん』は5巻が8月4日発売ですよ!

であいもん (5) (角川コミックス・エース)

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 Kindle版はこちら

 

わさんぼん』は5巻が昨年出ましたですよ!  

わさんぼん(5) (まんがタイムコミックス)

わさんぼん(5) (まんがタイムコミックス)

 

Kindle版はこちら

 直近だと、こちらのドラマCDの方がいいかも

というわけで、まだ醤油の本の作業が残っているので内容に踏み込んだあれこれはまた後ほど書きます。とりあえず『いけず石観察手帖』よろしくお願いします!

『第七回 本フェチ大賞』作家賞を醤油手帖が受賞しました!

印刷会社の緑陽社様が年に一回やっている、こだわった装丁やすぐれた装丁の本に贈られる『本フェチ大賞』の作家賞を受賞しました!

第7回 本フェチ大賞受賞作品発表| 緑陽社

記念に思わずスクリーンショットを撮っちゃいましたよ!

f:id:shouyutechou:20180609113417p:plainもうひとつの作家賞受賞は、井上のきあさんの「Design In Design」などの実用的なシリーズですね。並んで受賞は、とてもうれしいです!

いやー、なんというんでしょう。

醤油手帖シリーズは、受賞コメントにも書きましたが、特に手帖サイズ(新書サイズ)は極力目立たないように、電車の中でも読めるように、というのがコンセプトだったんです。なので、受賞の連絡をいただいたときも半信半疑だったのですね。それが受賞してしまうとは、本当にありがたや……

これもあれです。地獄のデストロイ子「様」のデザイン力のなせる技ですね!

よっ! 地獄のデザイナー!(褒め言葉になっていなさそう)

いつもありがとうございます!

というわけで、今後ともがんばっていきたいと思います。

緑陽社様、そして普段から応援してくださっている皆様、本当にありがとうございました!

◎貴サークル「醤油をこぼすと染みになる」は、日曜日 東地区“シ”ブロック-41a に配置されました。

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C94、無事に当選していました! ありがとうございます!

◎貴サークル「醤油をこぼすと染みになる」は、日曜日 東地区“シ”ブロック-41a に配置されました。

ということで、東地区の“シ”ブロックですよ……

いわゆる、壁ですよ……

まあもう、あれです。精神的に乗り越えましたとも。たぶん。

というわけで新刊予定の告知をざっくりと。

まず1冊目は醤油手帖シリーズの新作です。手帖サイズ(新書サイズ)で読みやすく、新テーマに挑む予定です。いま取材の申し込みとかしているので、それ次第では方向転換が起きるかもしれませんが、概ね決定していて台割りを組み始めています。

サークルカットに書いたぶらり京都旅本はちょっと延期しまして。

その前にどーしても出したい本を出すことにしました。

その名も、「いけず石の世界(仮)」

いきなりこいつは何を言うんだと思った人も多いでしょう。まずはこの写真を見てください。f:id:shouyutechou:20180608230745j:plain

京都の細い路地の中の、角に置かれているこういう石です。

車が入ってきたときに、運転が荒い人だと塀や壁にぶつかってしまう。それで困った京都の人が、石を設置しました。石に当たって車が傷つく分には、運転者のせいというわけですね。そうやって家や塀を守ったのです。

こういう「いけず」をするので「いけず石」なのですが、これにここ数年というか、京都に引っ越してからドハマリしておりまして。街を散歩してはパシャパシャと何十枚も撮っているというわけです。

それを、本にすることにしました!

まあ、今読んでいる方の90%以上は全然面白くも何ともないとは思います。はい、その気持ちよーくわかります。でも、これが予想以上にバラエティに富んでいて、バックグラウンドストーリーを想起させる石だらけなのですよ。

このブログでも、何回かにわけて「いけず石」の魅力を紹介していこうと思います。でも、まあ、全く売れないニッチな本という自覚はありますので、ごくごく少部数の予定です。

という2冊の本を作るべく奔走しておりますので、おそらく今夏はグッズは作れないと思います。そこで、近々アンケートをとりまして、今までのグッズで手に入れ損ねたから再版して! みたいなのを少部数だけ再版しようかと。そんな計画でおります。

ではみなさまC94よろしくお願いします!

国立国会図書館月報で醤油手帖が紹介されました

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タイトル通りのエントリです。

みんな大好き、お世話になっている国立国会図書館には「国立国会図書館月報」という月刊誌があるのですが、そこで醤油手帖が紹介されています。

国立国会図書館月報|国立国会図書館―National Diet Library

国立国会図書館デビューですよ!

このうち、6月号に掲載です。紹介されたのは基礎知識編でした。というわけで、なつかしのポスター画像をぺたりと。

直接リンクだとこちら

・『醤油手帖』本屋にない本

と目次に書かれていますね。はい、本屋さんにはないけれどもこういう本がありますよ、という連載企画で紹介していただけたのでした。ありがとうございます!

 

ちなみに砂糖の知識や味噌の知識もやると書かれているし、やる予定ではあるのですが、あれ、勉強に時間がかかりまして……夏は違う本の予定です。つまり、勉強が間に合っていません。はい。

4月14日(土)ボックスヒル取手の「SAKEMEETING」に参加します

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毎度どうして直前の告知になってしまうのか……

という反省は後でまたたくさんするとして。

明日の、4月14日(土)に、茨城県にあるボックスヒル取手で行われる『SAKE MEETING』に参加いたします。

詳細はこちらのFacebookページになるのかな?

www.facebook.com

う、ログインしてくださいと出てきますね。

えーっと、以下、詳細部分をまるっと引用してみましょう。

4回目の開催となりました。
JR常磐線取手駅ビル・ボックスヒル4階ハレメクテラスを会場に、いま注目を集める茨城の人気酒蔵13社が集結する取手の名物イベント「SAKE MEETING 2018 春 ~茨城の酒と出会う~」

今年は4月14日(土)11:30~15:00に開催決定です!
何と今回は新規参加蔵が2社増えて、さらに賑やかに!!
茨城の玄関口・取手市で楽しむ茨城地酒の祭典にぜひお越しくださいませ。
13蔵元「いばらき美酒サーティーン」の個性豊かな美味しいお酒がみなさまのご来場をお待ちいたしております。

参加蔵元
「大観」森島酒造株式会社:日立市
「松盛・岡部」岡部合名会社:常陸太田市
「水府自慢」明利酒類株式会社:水戸市
「百歳・一品」吉久保酒造株式会社:水戸市
「愛友」愛友酒造株式会社:潮来市
「渡舟・太平海」府中誉株式会社:石岡市
「霧筑波」合資会社浦里酒造店:つくば市
「男女川・すてら」稲葉酒造:つくば市
「君萬代」株式会社田中酒造店:取手市
「来福」来福酒造株式会社:筑西市
「武勇」株式会社武勇:結城市
「御慶事」青木酒造株式会社:古河市
「一人娘」株式会社山中酒造店:常総市

はい、なんと茨城県の酒蔵さんが13蔵集まってお酒を飲めてしまうのです。

あれ、じゃあおまえは何で出るんだと思うかもしれません。

その答えはこちらのチラシの裏(文字通り)にあるのです!

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ガイドツアーをやらせていただくのでした!

プロフィール情報が古いのはご愛敬。いや、これ、なんか他の所か引っ張ってきたプロフィールがそのまま載ったようなのです(笑)

当日は、あれこれお酒のお話をしたり、蔵元さんとお話をしたり、ちょっとしたつまむものを出したりする予定です。単にお酒の話だけしてもあれなんで、イベントを楽しむためにはとか、そっちのお話もたくさんいたしますよ。

白熱日本酒教室の裏話は……当日質問があったら答えます。

いや、まあ、ブログにも書こうとは思っているのですががが。

というわけで、上野東京ラインを使えば上野駅から約35分で到着できてしまう取手駅で行われるこちらのイベント。明日お暇でしたら是非遊びにきてください!

漫画版白熱日本酒教室裏話その10

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好評連載中の漫画版『白熱日本酒教室』

いよいよ特定名称酒を整理、分類していくフェイズに入りました。

今回はちょっとRPG仕立てにしています。

というアイデアを思いついたのが、実はこのお話からだったりします。

副原料として使われる「醸造用アルコール」が入っているものと、入っていないものとを分けるのが、まずは大きな一歩になるのですが、原作を書いているときに剣でスパッと斬るイメージが出てきたのです。

なんか、剣で切るのかっこいい→じゃあ、剣をスキル(知識)に見立てよう→他の部分も同じようにアイテムにしよう→3つになったからやっぱりここは三種の神器かな、みたいに膨らみ、そこまで書いていた原作を破棄し、再構成してみました。それをさらにアザミさんがブラッシュアップさせて今のこの形になったのです。

結構わかりやすくて面白くなったんじゃないかなとお気に入りです。読んでくださった皆様にも気に入っていただけたらうれしいのですが、いかがでしょうか。

というわけで、このあとも、もりもり特定名称酒を分類し、整理していきます。

ちなみに、今シリーズ(3時間目)では、初出にミスがありました。

それはこちらの回。

ちょっと手違いで、2枚目の【いいことばかり】の回の3コマ目に、何故か「理由1」が入っちゃっていたという。

これだと理由1→理由2→理由1になってしまって、よくわかりませんよね。

この3コマ目の後ろの文字は「理由1 香りの調整」ではなく、「こんなときアルコールを加えてしぼると」が正しいのです。混乱させてしまい申し訳ありません。

Twitterに流れているものは修正というか差し替えができないのですが、Webページ上では修正されております。

sai-zen-sen.jp

というわけで、Twitterで読んでいる方も、改めてこの回の分だけこちらで読んでいただけたらと!

 

白熱日本酒教室 (星海社新書)

白熱日本酒教室 (星海社新書)

 

 

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