2月26日にデイリーポータルZさん主催でこんなイベントが開催されます。
さまざまなWebメディアがいろんなものを頒布するイベント。
ここに、エキレビ勢として出展いたします。
というわけで、冬コミで大好評だった「醤油手帖番外編 塩の知識」と、「ミニ甚吉袋」を持って行きます。
当日は基本的にはエキレビのブースにおりますので、お時間のある方は是非遊びに来てください!
1月27日(金)に、TBS系の「白熱ライブビビット」に出演しました!
番組内のコーナーの「カトシゲのお取り寄せハウス」で醤油が特集され、あれこれ語ってきたというわけです。
というわけで、紹介された醤油の細かいお話をしていきましょう。
個々の醤油の写真は以下のリンクを見てね!
埼玉県の弓削多醤油さんのお醤油です。この枠は濃口醤油を紹介しようと思いました。濃口醤油は最も普及している醤油(シェア80%以上)なので、生半な醤油じゃインパクトに欠けます。
というわけで、いわゆる「生」の醤油である吟醸純生しょうゆに登場していただきました。番組中でも紹介した通り、一切火入れをしていません。牧場のしぼりたての牛乳のような、という表現がわかりやすいでしょうか。
最近では空気に触れないボトルでの販売もされていて扱いやすくなりました!
ちなみになんですが、番組中のナレーションでは「きじょうゆ」といわれていましたが、「なましょうゆ」が正しいです。
「生しょうゆ」を「きじょうゆ」と読むのは主に料理人の世界でして。醤油にミリンとかダシを入れていない、そのままの醤油という意味で使われるのが「きじょうゆ」という言葉です。
加熱殺菌をしていないという意味の「生」は「なま」と読んだりします。
ただちょーっと、誤解を与えてしまったなと思ったのが、火入れもろ過もしていないこの吟醸純生しょうゆのような搾りたての醤油の場合、「生揚げ」「生揚げ醤油」というんです。読み方は「きあげ」です。なので、そことごっちゃになってナレーション原稿が作られちゃったのなーもうちょっと詳細に伝えるべきだったなーと反省していたりします。
うすくち醤油のカテゴリは、兵庫県の末廣醤油さんの醤油を選びました。
実は、本命(?)は同じ末廣醤油さんの醤油でも、「淡紫」という醤油だったりしました。ちょっとややこしいのですが、淡口醤油って基本的には料理の味付けに使ったりするものであるので、塩分が濃いんです。かなり。というわけで、お刺身につけたりするのにはむいていません。
でも、最近の食文化に合わせて、淡口醤油なんだけれどもつけ醤油やかけ醤油に使えるものを造ろうじゃないか。という試みをしている醤油蔵が登場したのです。そのうちのひとつがこの末廣醤油さんであり、その商品が淡紫なのですね。
醤油は豊富に旨味を含んでいる調味料です。そして、旨味は塩気を包み込む効果を持っています。旨味が強ければ強いほど、塩気を感じないのですね。舌に直接塩が当たるのを防ぐと考えるとわかりやすいでしょうか。
従来の淡口醤油は旨味はそれほど強くないのですが、淡紫は旨味を強くし、甘酒を使って甘味や香りをつけるといった工夫で、舌にそれほど刺激がこない醤油となったのです。だから、つけ醤油にもかけ醤油にも使えるのですね。
龍野「淡紫(うすむらさき)」100ml瓶 末廣醤油株式会社(醤油の町・兵庫県たつの市)/国産大豆・国産小麦100%使用の天然醸造のこいくち醤油・うすくち醤油
ちなみにこの醤油。
他局ではありますが、鉄腕DASH!!の昨年まで行われていた企画、「世界一おいしいラーメンは作れるか」内で使用された醤油でもあります。濃口醤油、淡口醤油、魚醤をブレンドしていたのですが、そのうちの淡口醤油がこれだったのですね。このことを話したら、加藤シゲアキさんは「じゃあ太一くん(国分太一さん)は知っているかも!」と言っていました。
で、実はこの醤油も卵焼きをカトシゲさんが焼いた後に登場させて喋ったのですが、カットされていました(笑)
たまり醤油枠で紹介したのが、岐阜県の山川醸造さんの「みのび」です。
本当はたまり醤油の入門編として、同じ山川醸造さんのダシ入りたまり醤油「漆黒」を紹介しようと思ったのです。
この「漆黒」が僕は大変好きで好きで。
でも、コンセプト的にここでダシ入りのものを紹介するのもあれだし、ダシを入れる前の純粋なたまり醤油である「みのび」と味の対比をさせると面白いんじゃないか。と思って、みのびを選んだのでした。残念ながら漆黒は選ばれませんでした(笑)
みのびは大変においしいたまり醤油です。
でも、つけ醤油としてつけると、慣れていないとちょーっと濃すぎるかなという気がしなくもない。なので、まあ定番としてブリの照り焼きでいただいてもらいました。
そしたら料理を作っている先生がまー料理がうまくて。
カトシゲさんも井上アナも絶賛してもりもり食べていたという。残念ながら(?)僕は一口も食べていません。残念でした……
さいしこみ醤油枠として紹介したのが、香川県はヤマロク醤油さんの「鶴醤」です。まあ、さいしこみ醤油としては外せません。
さいしこみ醤油というのは、普通の醤油をまず造り、その醤油を塩水の変わりにして醤油をさらに造るという、大変に手間も材料もかかる醤油です。
この鶴醤はしかも、2年間(通常の醤油は1年間)かけて造り、それを使ってさらに2年間という、合計4年間かけて造られる大変に贅沢な醤油なのでした。
この醤油を選んだのはおいしいこともさることながら、「何か旬なネタが欲しい」という要望もあったことが挙げられます。ちょうど放送されている今時分に、ヤマロク醤油さんでは新しい桶造りをやっているからです。木桶復活プロジェクトという、自分達で木桶を造って醤油を造ろうというプロジェクトを進められているので、そちらのお話もできたらなと思ったのでした。残念ながら入りませんでしたが。
バニラアイスにかけているのは、もう、そのままです。
香りが合うというのもそうなのですが、ポイントなのは旨味が強いこと。旨味がしっかりとしているために、塩味を包み隠し、バニラアイスにかけたときでもそれほど塩気が先にこないのですね。
そのため、舌に刺激がこないで、バニラアイスと醤油の味わいがあわさり、あたかもみたらし団子のタレのような味わいになるというわけなのです。
一度是非おためしあれ!
最後に紹介していたのは、燻製醤油です。
これは、和歌山県の湯浅醤油で造られた醤油を、銀座とかにある「煙事」が燻製にして香りをつけたという燻製醤油になります。
醤油と燻製は相性がとてもいいんですよ。実に、お酒のつまみとかになるものが手軽にできあがります。
何につけても燻製の香りがふわっとする、それでいて瑞々しい食感を楽しむことができます。普通に燻製すると外側の水分が失われがちになるんですが、醤油をつけるのだったらそのままの食感で食べられるというわけですね。
なんか井上アナウンサーがめちゃめちゃ気に入っていて、「もうこのアロマが好きなのかもしれない」と言って、休憩時間中にもずーっと醤油の瓶を鼻の下に置いて、香りを嗅いでいました。持ち帰っていました。
というわけで、出番は15分ぐらいでしたが、出演してきました。
本当は場に並んでいる他の醤油についてもあれこれ語っていたのですが、尺の都合でなかったことになっているようです(笑) 残念だなー。
カトシゲさんは最初から「醤油のことについて興味があったんですよ! めちゃめちゃ楽しみにしていました!」とぐいぐいきて、休憩時間とかカメラが回っていないときもずーっと醤油のことについて質問をしてきたりしていました。さすが自炊派ジャニーズ。
なんでも、いろいろな機会に醤油をいただくことが多く、それで醤油に興味を持っていたそうなんです。
というわけで、放送が終了しました。見てくださった皆様ありがとうございました!
番組を見て醤油に興味を持ったという場合には、今回紹介した醤油が多く掲載されているこちらの同人誌か
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 醤油手帖 職人醤油のすべて
こちらの本を買っていただくといいかもしれません!
よろしくお願いします!
直前ですが、テレビ出演情報の告知です。
1月27日(金)放送分の、TBS系列『白熱ライブビビット』に出演します。
この中の、『カトシゲのお取り寄せハウス』というコーナーです。
カトシゲのお取り寄せハウス 放送一覧|TBS「白熱ライブ ビビット」
ここで醤油についてあれこれ語っているはずです。たぶん。
いやー、だいぶ語りましたが、本番だとどのぐらい使ってもらえるのでしょう。
関西だとMBSで放送で、出番はだいたい朝9時ぐらいからでしょうか。
見てみてください!
C91に来てくださった皆様ありがとうございました!
おかげさまで、新刊『塩の知識 醤油手帖番外編』のみならず、既刊も全て完売してしまいました。改めて御礼申し上げます。
今回は、醤油ではなくて塩にフォーカスした塩の本を作ってみました。醤油サークルなのに醤油の本ではなく塩の本ということで、驚かれた方も多いのではないかと思います。我々も、受け入れてもらえるか心配でした。楽しんでいただけると幸いです。
厚めの本で文章量も多いので、読み終わった後にでも感想をいってくださるととてもうれしいです。
今回の本は、かなりデザイン面でも「塩」がはまっていたと思います。
コミケで頒布もしたしやっと現物が手元にきたしで、今回の新刊「塩の知識 醤油手帖番外編」でこだわったポイントはカバー下の箔です。今回は金とか銀ではなく白箔でお願いしました。個人的にカバーかけずに置きたいくらいにはハマった気がする仕上がりなので、ぜひカバー下もみてやってください☺️ pic.twitter.com/1VjN5TN5Zj
— 地獄のデストロイ子 (@hell_destroy) 2017年1月2日
カバー版だけ箔仕様なのですが、その下のこの美しさ!
是非、すでにお求めの方はカバー下を見てみてください。
若干ですが、通販も行っております。
通販はこちらからお求めください
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 塩の知識 醤油手帖番外編
今後の予定ですが、COMITIA119は不参加です。
3月19日の関西めしけっとには参加予定です。
では今年もよろしくお願いいたします。
C91で、ちょっとしたおもしろ企画をお友達のサークルの皆様と実施することになりました!
その名も「歳末うまい本ラリー」です!!
この画像にある、10サークルのところでカードを配布します。
カードには、秘密のURLと一言が書かれています。
たくさん集めると、そこにはあるパスワードが……!?
URLにアクセスをして、パスワードを入力すると、豪華おもちアンソロジー本(PDF)をダウンロード!
という仕組みです。豪華な本はこんな感じ!
まだ絶賛作業中! PDFって素晴らしい!
というのはさておき。
みんな本気で作っています。僕はコラムで参加ですね。気合いが入りすぎて、書きすぎて、「長すぎる! 3分の2に減らして!」と怒られたりしたのは内緒です。
各サークルでもらえるカードはこんな感じ。
表にはサークルブースが、裏にはキーワードが書かれています。この「ぺ」はダミーですよ。
本当は日本語のパスワードにしたかったんですが、ちょっとパスワードのシステム的にうまくいく端末といかない端末があったので、アルファベットにしました。なので上記のサンプルだと「ぺ」ではなく「pe」がパスワードの一部です。
31日は、是非これらのサークルを回って、カードをゲットし、おもちアンソロジー本をゲットしてみてください!
感想その他は「#歳末うまい本ラリー」ハッシュタグをつけてTwitterでつぶやいてくれるとすごくうれしいです。「パスワード入力したのにダウンロードできない!」とかのトラブルがあったときもこの方式でつぶやいてくれたら、すぐに気づけると思います。
当サークル「醤油をこぼすと染みになる」の場所はこちら!
東2ホールA-40bです!
他のサークルのも、ほとんどはこの画像の中に含まれているようないないような感じなので、もうみんなこの画像をスマートフォンに保存しちゃいましょう! そして「醤油……醤油……醤油だけど塩……」とかつぶやきながら場所を探すと迷子にならずにすむよ!!
(↑毎回ふらっと出ては自ブースの場所がわからなくなる人)
ちなみにカードの配布方法は、サークルさんによって異なると思います。うちのサークルは、机上の本やグッズの配置次第ですが、特設コーナーっぽいものをつくってそこで持って行きたい人が持って行く方式にすると思うので、本を買わないけれどもカードだけ欲しいという方もお気軽にお立ち寄りください。
それでは明日みなさまにお会いできることを楽しみにしております。
追記
てふやさんが参加サークル全部載ってる地図を作ってくださいました!
これを今すぐみんなスマートフォンへ保存しよう! もう迷わない!!
コミックマーケット91での「醤油をこぼすと染みになる」のお品書きです!
新刊は「塩の知識 醤油手帖番外編」。
そう、塩の本です。丸ごと一冊、塩についてとことん語っています。最も身近であり、最古の調味料である「塩」。生命を支えているだけではなく、塩は現代文明をも支えています。その塩について、あんなことやこんなことも掘り下げて語りました。
これ以上の詳細は下記で。試し読みもありますよ!
グッズの新作は「醤油手帖 箔押し一筆箋」です。
一筆箋はあの、物を送るときにちょっと一筆添えたりするのに使う、あの一筆箋です。とことんまでこだわって一筆箋を作ってみました。
紙は国産の紙の中でも評価が高い、書きやすく万年筆も裏写りしないOKフールス紙。
罫線から醤油染みからロゴにいたるまで全て箔押し。
こだわりすぎて、贅沢なセットになっております。詳細は同じくこちら。
こちらは金セット(4枚組)と銀セット(4枚組)があります。それぞれお求めになるときに「一筆箋の金ください」「一筆箋の銀ください」と言っていただければと。お得な金銀両方セットは数量限定ですので、お早めに!
そして!
醤油手帖をデザインしてくれている地獄のデストロイ子さんが、理由(ワケ)あって関わっている『チノ語録SideM〜沼に堕ちて2016〜』を委託頒布します。
【C91|29日東ニ01a|31日東A40b】『チノ語録SideM〜沼に堕ちて2016〜』
— 井上のきあ@インデザ本再販お早めに (@yue9) 2016年12月23日
人が沼に堕ちる瞬間を見てしまった…。「あなた男興味無かったじゃないですか」漫画家・幸宮チノ先生がMマス沼に堕ちるまでを追ったチノ語録第二弾。沼堕ちのスピードを体感できるタイムスタンプ付き。 pic.twitter.com/FP7swLsGIM
漫画家の幸宮チノ先生がアイドルマスターSideMの沼に堕ちるまでを追った衝撃のドキュメンタリー作品です。こちらは数が少ないので、確実に欲しい方は初日にチノ先生のサークル(29日(木)東ニ01a)へ!
その他、既刊やグッズをいくつか持って行きます。
醤油手帖職人醤油編や、ミニ甚吉袋、手ぬぐいも少しずつあります。
さて!
気になる場所ですが!
みなさん、こちらの地図画像をスマートフォンとかに保存しちゃってください!
いわゆる評論・情報島ではあるのですが、端っこの方なのです。端というか、いわゆる壁沿いなのです。
なので、いつものように評論島にいって順番に見ていけば大丈夫だろう。醤油瓶のポスターが見えたらいいだろう。という気持ちで行くとたどり着けません。
座標とか覚えるの得意! 地図より座標を信じる! というタイプの貴方は
C91 31日(土)東2ホール A-40b 醤油をこぼすと染みになる
を覚えちゃってください。
当日みなさまにお会いできることを楽しみにしております。
サークル「醤油をこぼすと染みになる」では、12月31日のコミックマーケット91において「醤油手帖 箔押し一筆箋」を頒布します。
まあまずは見てもらいましょう!
こんな感じです。
もう、どこからどこまでも箔押しです。こちらは金バージョンですね。
実は今回2色ありまして、銀バージョンもあります。
見てください。特にこのロゴの周りの美しさたるや!
「醤油手帖」の「醤」の字とか、ロゴの亀甲紋の内側の線とか、こんなにも細かく、美しく仕上げていただきました。やってくださったのが、行列ができる箔押しやさんで有名なコスモテックさんです。
紙はOKフールス紙。
古くはシャーロック・ホームズシリーズにも出てくる「フールスキャップ」というイギリス産の紙がルーツのものです。これを日本でも是非作って欲しい! という要望に応えた鵬紙業さんが造り上げたのが、「OKフールス紙」なのです。
万年筆で書いても裏写りしない、さらさらとした書き心地。その昔は、筆記専用紙としてデザインされただけあって、書いていてとても気持ちがいいのですね。光に透かすと、いわゆる「透かし」が見えますが、これがOKフールス紙の証です。
この紙に、罫線すら箔押しで、一筆箋を作ってしまいました。印刷されている要素はひとつもありません。罫線、染み、ロゴ全てが箔押しです。
これをコットン封筒(こちらも同じ箔押しがしてあります)に入れて、4枚1セットで頒布する予定です。金と銀が2枚ずつではなく、金4枚のセット、銀4枚のセットが分かれているのでご注意ください。
いやー、どうしても、一筆箋を作りたかったんです。
前々からデザインのデス子さんと言っていたものを、とうとう実現させちゃいました。なので一切の妥協をせず、細部に至るまでこだわりぬいています。余りにこだわりすぎて贅沢しすぎちゃったので、少しお高くなってしまいました。
特別なときに特別な一筆箋が必要なときに、是非お使いください。
頒布価格は500円。
特別版として、金5枚銀5枚を封入したお得なセット(頒布価格1000円)もほんの少しだけ数量限定で頒布いたします。
C91 31日(土)東2ホール A-40b 醤油をこぼすと染みになる
でお待ちしております。